【ご報告】「妊活の”やめどき”」をテーマに妊活座談会やりました
- hellobaby-ninkatsu
- 2018年10月28日
- 読了時間: 3分
普段できない「妊活」のことを、当事者同士で話をする座談会。
(今までの内容はコチラ)
今回は「妊活の”やめどき”を考える」がテーマでした。
妊活の最中に「やめどき」と向き合いたくないし、考えながら取り組んでいる方はやはり少ない...。
今回は、お一人の参加でしたが、ゆっくりと心の内を伺いました。
Aさんは、早発閉経で、毎月の排卵が難しく、左卵管閉鎖し、自然妊娠が難しい状態です。
そして、先生によると、流産しやすい子宮の形をしているそうです。
もちろん、体質改善や授かりやすくなる為に、ご自身で様々な努力をされていました。
意を決して県外へ通院し、最後の体外受精に取り組まれましたが、思うような結果に結びつかず...。
ご夫婦で決めたこととは言え、
約6年間、仕事も辞め、全てを不妊治療に注いできたAさんにとって、
不妊治療をやめることは、ご自身の体の一部をもぎとられたようだと思います。
幼い頃から「母になる」ことを夢見てきたAさん。
ご自身のお母様がAさんの成長を見守り続けてきたように、
Aさんも「子供の成長」を側で見守りたかった...と。
「自分には、もうその未来がないんだなぁ...」と涙ながらに、母になることへの想いを話してくれました。

そして、座談会数日後のAさんのブログに「特別養子縁組」に関する想いが綴られていました。
血のつながりがない「養子縁組」という選択は、今はまだないけども、
話だけでも聞いてみようか...と。
「子供を産む」「子供を育てる」どっちがしたいの?
という質問をしてくる方もいますが、
そんなこと、両方に決まってるじゃない!
でも、今、そんな選択をできるほどの余裕はなくて、ただただ現実を受け入れることに精一杯で...。
誰でも、自分の子供を産みたい!育てたい!と思っています。
でも、その夢が叶わないのであれば、それでも、子供との人生を歩んでいきたいと思うなら、
ひとつの選択肢であると、私は思います。
どのような選択をするかは、時の流れによって、環境によって、きっと変わってくると思います。
Aさんは、これからの夫婦の選択肢の一つとして「特別養子縁組」について、
これから真剣に向き合ってみるそうです。
私は、ただ、Aさんの語ってくれることに耳を傾けるだけでしたが、こんなことも言ってました。
「妊活を頑張ってる人たちの集まり(座談会)は必要だけど、
何かをあきらめる、終わりにする人たちの集まりも必要。
話すことで、自分の心が整理できる。
前を向ける。
自分一人じゃないんだ!と思える。」
Aさんは、身をもって体験された妊活を通して、
同じように「やめどきを考える」方に寄り添いたいと思っていらっしゃいます。
ひとくくりで、「妊活」「不妊治療」というのではなく、
夫婦の関係、環境、体、心、仕事、お金...様々な要因が、ご夫婦それぞれですが、
心の中を語り合うことで、自分の心を整えていく座談会は、やっぱり必要だと思いました。
そして、私がハッとさせられた、「特別養子縁組」を真剣に考えるという、Aさんの言葉...
「夫と私の血が繋がった子供を授かることができないことよりも、
夫と一緒に子育てできない、
母親になることができないことの寂しさの方が強かった。」
私は、Aさんに、とても強くて深い愛情を感じました。
妊活した結果、
妊娠、出産、子育て、夫婦だけの人生、特別養子縁組...など、
どんな選択をしたとしても、
その先の人生で「今が幸せ」と思ってもらえるようなサポートをしていきたい...と改めて思いました。
様々なテーマで、また、座談会やりますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【日時】11月未定(決まり次第お知らせします) 【場所】高松市内カフェ。参加者の方にお知らせします。 【参加費】お茶代実費のみ
ご参加希望の方は、コメントかメッセージくださいね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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