【ご報告】9/2に妊活座談会やりました☆
9/2(日)妊活座談会を開催しました。
普段できない「妊活」のことを、当事者同士で話をする座談会。
今回は、皆さん、体外受精にチャレンジ中の方で、県外への治療に積極的に取り組まれいる方も。
Aさんは、40代前半。思い切って、先月から大阪へ治療に行ってます。
今までと違って、薬一切なしの自然周期での採卵。
Bさんは、30代半ば。不育症検査のため、県外に検査通院されてます。
検査費だけでも高額なのに、通院費用もかかりますが、モヤモヤを払拭するためにチャレンジ中!
Cさんは、40代前半。長年の治療の末、県外にも半年以上通院されてます。
「検査」。
不妊治療を始めるときに、まず最初にするのが「卵管造影」や「精液検査」でしょうか。
きっと、多くのご夫婦が経験している検査だと思います。
私も卵管造影しましたが、あの痛みはもう2度と経験したくない(>_<)
そして、治療がどんどん進んでくると、いろんな検査があります。
その検査は本当に様々ですが、
今まで分からなかったこと、見つからなかったことが、
更にステップアップした生殖医療専門病院での検査で見つかり、治療後妊娠した...というケースもよく聞きます。
先日も、東京へ転勤した知人が東京での「不妊治療事情」を話してくれました。
①子宮内膜着床能検査
いわゆる「着床の窓」を調べてくれます。
「着床の窓」とは、着床に適した期間が、人によっては異なるので、胚移植のベストタイミングが分かるのです。
②子宮内マイクロバイオーム検査
子宮内膜の細菌の種類と量を調べます。
子宮内の乳酸菌の割合が、着床・妊娠率に大きな影響を及ぼすようです。
③感染性慢性子宮内膜炎検査
慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べます。
不妊症・不育症の原因のひとつでもあり、不妊患者の約30%、習慣性流産や着床不全患者の約66%が関係するようです。
こういった最先端の検査は、生殖医療専門病院だと、普通にあるようですが、
残念ながら、私の住んでいる「うどん県」では受けられません
数十万円もかけて、何度も何度も胚移植するけど妊娠に至らない...という場合、
こういった検査をしてみるのもアリだと思います
ただ...高い
知人の通ってるクリニックでは3つで15万円だそうです。
しかも、県外に行こうと思うと、プラス交通費(プラス宿泊費?)も必要です。
また、何度か流産を繰りかえすと、「不育症検査」を勧められます。
今回参加のBさんも、今、検査中ですが、
「何か(原因)見つかってほしい!」と言ってました。
治療が進んでくると「なんで、私は妊娠できないんだろう?」という想いが常に頭の中であり、
その原因と対策を知りたくなるんです。
検査で何かひっかかれば、その膨大な不安の錘が少しなくなる。
治療をして良くなることはもちろんですが、
「だから、私は妊娠できなかったんだ」という、どこか安心する部分でもあったり...。
妊活中は、毎日、不安と期待の連続。
長く続ければ続ける程、不安は膨らみ、期待は薄れていく。
そんな中で、不安材料を一つでも取り除くことができることって、とても大事な要素だと思います。
ただ...検査結果で、何もひっかからなかったら?
「良かった~」ではなく、
「じゃあ、なんで妊娠できないんだろう?」という想いが更に増す。
もっと苦しくなる...。
お金も費やして、痛い思いもして、思い切って検査したのに!!!
なんで私は妊娠しないんだろう???
また、検査で、自分の体のことが分かったとしても、その対策が打てないという場合もあります。
Cさんは、AMH(簡単にいうと、卵子の残りの数が分かる値)が低く、卵巣機能も低いということが分かりました。
じゃあ、どうするのか?
長年治療を重ねてきたCさんができる対策として、
県外の超有名な生殖医療専門病院が出した答えは、
「待つ」。
元気な卵子が出てくるのを待つしかない、ということ。
薬は?注射は?どんな治療するの?
体が健やかになるような生活習慣を心がけ、「待つ」。
もどかしいと思うでしょうが、
実際、排卵誘発剤を使わずに過ごしている今の方が、卵ちゃんは育っているそうです。
卵子と精子が出会うと妊娠、と簡単に思う方も多いでしょうが、
実際は、妊娠に至るまで、たくさんのステップがあり、
そのひとつひとつを乗り越えていくと、初めて妊娠に至るので、
あらゆる方向からの妊娠力を高めていくことや、必要であれば、今回のように検査することも...。
その結果次第では、希望に満ち溢れたり、逆に、また彷徨ったり...。
未知の世界だからこそ、答えを出せずにいることがたくさんあります。
こういった最先端の検査や治療があることで、妊娠することが増えてくる一方、
ある意味、複雑になっていくような気もします。
(語彙力がないため、うまく表現できませんが...)
「どこまでするのか?」
ということを、十分にご夫婦で話し合う必要があると、とても感じました。
この「どこまで」ということに関して、座談会後半のお話は次回...。