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【報告】妊活座談会 with 胚培養士さん ~第二部~

こんにちは。ハローベイビー吉川和代です(^^)

先日、行われた『妊活座談会』のご報告です。

午前の部「一般不妊治療(タイミング、人口授精)の方対象」

午後の部「体外受精の方、又はステップアップを考えている方対象」

と、2部制にて開催。

第二部の方は、4組のご夫婦を含め、10名様の参加でした。

「自然な妊娠成立の流れ」

「体外受精~胚移植の流れ」から

「卵巣刺激」「採卵」「受精」「胚移植」など、

それぞれの細かい過程などを、体外受精コーディネーターでもある胚培養士の方が、お話しくださいました。

体外受精とは、

卵管障害、着床障害、排卵障害、子宮頸管の精子通過障害などの理由で適応される治療方法です。

これは私の経験なんですが、

体外受精をすると、すぐに妊娠すると思っていました。

費用も数十万必要ですし、薬や注射などもバンバン使いますし、

何よりも、そう思い込んでいました。

体外受精は、簡単に言うと

①卵巣を刺激

②採卵

③受精

④胚培養

⑤胚移植

という過程になります。

①の卵巣を刺激するのは、

1つでも多く、より良い卵子ができるようにするためです。

この刺激にも、薬や注射をたくさん使う方法や、自然に大きくなるのを見守る方法など様々で、クリニックや先生によってもその方針で扱う方法が違う場合もあります。

もちろん、一番は、患者さんの体に合わせてですが...。

私も、生理が始まって2日目から、毎日点鼻薬と注射の日々でした。

そして、②の採卵。

成長した卵胞を卵巣から回収します。

麻酔はしますが、やはり痛いです。

大きいと約2cm程に育った卵胞の中には、わずか0.1mmの卵子がいます。

しかし、残念ながら、「空胞」といって、中に卵子がいない場合もあるんです。

採卵してみないと分からないのです。

その採卵に、数万円必要なんです。

私も最初の採卵では、やっととれた1個の卵胞は「空胞」でした。

この時、41歳。

「もう、私、妊娠無理なのかなぁ」と泣き崩れたのを今でもハッキリ覚えています。

今回、培養士さんは、それぞれの過程で、分かりやすく説明してくれ、

そして、客観的な意見も伝えてくれました。

体外受精...

20代の若い世代がチャレンジしたとしても、

その妊娠率は40%~50%。

当然、年齢が進むにつれ、残念ながらその確率はグッと下がります。

だから、それを知って、続ける覚悟で挑みましょう!ということを伝えてくれました。

移植も5~6回続けると、成功率も下がるそうです。

でも、それは、そのクリニックでの方法が合ってないだけかもしれません。

そういった時は、主治医の先生に相談したり、転院を考える時期かもしれません。

体外受精という治療が始まって、約30年が過ぎました。

その間でも、医学の進歩は素晴らしく、

不可能だったことが可能になるケースも出てきています。

そして、これからも、医学はどんどん進化していくはずです。

実際に、「胚移植」に関しても

以前は、「たくさん卵子をとって、複数移植」をしていたそうです。

今は、1個ずつの移植です。

その移植の仕方も、たくさんあり、

最近では「SEET法」というやり方も主流になりつつあるそうです。

そんなお話をしながら、後半は、質疑応答タイムでした。

ご夫婦それぞれの現状について、誠実にお答えくださいました。

こんな質問がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q1.「卵管が片方切除してないけど、SEET法は可能か?」

Q2.「両方の卵管が閉塞しており、体外受精しか方法ない。受精卵のグレードは良くても凍結までいかない」

Q3.「AMH(卵子の数)が低く、自信がない。」

Q4.「AMHが低く、体外も数回した。空砲が続く。空砲にならないように何か術はあるのか?」

Q5.「香川県で、SEET法をやっている病院は?」

Q6.「秋に体外の予定。それまでに自分達でできる健康管理など知りたい。」

などなど...。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それぞれのご夫婦、皆さん、現状はそれぞれです。

培養士さんは、県外の培養方法が豊富な病院の話なども教えてくれ、早速参考にされてる方もいらっしゃいました。

ネットでの情報は、その情報の正確さが問われます。

だけど、ちゃんとした知識と経験を積んだプロからの情報は、とても貴重で信頼がありますよね。

また、こういった機会を作りたいと思いました。

参加された方の感想はコチラ↓

●どんな理由で今回の「妊活座談会」に参加しようと思いましたか?

・香川県内のクリニックやラボの情報や培養士さんから見た見解など、普段聞けないお話が聞けそうだったから。

・培養士さんの話や、他の方の話を聞きたかった。

・妻に誘われて。

・体外をしようと思っているので、それまでに自分ができることはないか知りたかったから。

・体外受精について話を聞けるから。

・胚培養士の方のお話は、これまでに聞いたことがなかったので。

・培養士さんのお話ということで、ラボとかの事がいろいろ聞けたらよいかと思いました。

●妊活座談会に参加されて一言お願いします。

・胚移植の方法が、胚盤胞移植だけでなく、別にあることがわかり、病院の先生と相談しながら試してみようと思いました。別の方法で移植した時に成功につながればいいなと思いました。

・ほとんどが知っている内容だったが、プリントには書かれていないお話の中で知らないことがたくさんあったので、参加してよかった。今後の診察の時に、先生に相談してみたいと思う。

・妊活についての知識を身に付けれて良かったです。

・培養士さんと話ができることがないので、話ができてとても良かったです。

・女性だけの方がいろいろ話ができたのでは?と思いました。

・参加を悩んだけど、参加してよかった。

・不妊治療、体外受精についての知識が整理できたのと、自身の選択すべき治療法について考えることができました。ありがとうございました。

●今後、座談会の内容で希望はありますか?

・専門知識を持つ方のお話を聞いて勉強したい。

・夫婦で参加できたので、こういう夫婦参加の座談会があったら、また参加したい。

・体外受精前の体づくりについてもっと知りたい。

・栄養学的なこと、肺移植が成功した後、妊娠が続けていけるような体づくりが勉強できたらいいと思いました。

今回、お世話になった胚培養士さん。

管理栄養士でもあるので、健康づくりの面でも、アドバイス頂きました。

「卵巣で卵子が育ち、受精卵が子宮で育つ。その環境を整えることができることが大事。

 良い血液をつくり卵巣に送り届ける。

 細胞はタンパク質でできている。

 いろんな健康づくりの方法はあるが、継続することに意味がある。」

医学のサポート、

自分達での健康づくり、

そして、夫婦のコミュニケ―ション。

どれもが必要で、継続させていくものですね。

また、妊活座談会、開催しますので、お知らせしますね(^^)/

(今までの座談会などの様子はコチラ

ご参加希望の方やお問い合わせは、コチラまでメッセージくださいませ。 あなたのご参加をお待ちしております。


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